コロナ5類移行後、外国人観光客がすごい勢いで戻って来ています。博多駅や天神駅の周辺で外国人観光客を見ない日はありません。コロナ前に戻ったという声もあります。更に中国政府は8月10日、日本への団体旅行を約3年半ぶりに解禁したので、今後は中国人の団体客も増えます。観光業にとっては追い風とも見えますが、九州観光の準備は大丈夫でしょうか。
日本に来た外国人が「これは遅れてるな」と感じたがっかりサービス
TRiP EDiTORによると、訪日外国人が感じている3大残念ポイントは、言語、電子マネー、無料Wifiです。私も海外で不便さを感じるのは、この3つです。しかし、どの国も同じさ、と言っていると、あとで困ることになります。それは、現在訪日している外国人観光客は、①潜在的なリピーターであり、②母国でのインフルエンサーだからです。日本での旅を終えて、彼らが自宅で職場で学校で親しい人に話す言葉は最高の広告宣伝メッセージです。彼らが日本での満足を語れば、日本に来たくなる人は増えます。彼らが不満を語れば、来たい人が逃げます。
言語は最も重要です。言語は理解の源だからです。理解できると満足が高まります。理解できないと不満が残ります。理解できないと他の人に話せませんので、インフルエンサーにはなれません。福岡市のバスと鉄道のアナウンスは、英語、韓国語と中国語はかなり整備されていますが、その他の地域、その他の施設では大丈夫でしょうか。
電子マネーは便利です。欧州でも中国でも電子マネーが普通に使われています。現金取引では為替の計算と釣銭が必要です。為替の計算も店員にさせればコストですし、釣銭は間違うリスクがあります。福岡市でもタクシーでのカード払いが普通にできるようになってきました。
最後にWiFi。かつて旅行には絵葉書がつきものでした。現在はインスタ、FB、X、SNSの時代です。旅の間に親しい人に旅の写真や情報を発信するにはWiFiが不可欠です。これはとても大きな口コミツールです。これを活かせると活かせないとでは、これからの観光に大きな影響があります。
記事には、外国人の生の声が沢山紹介されています。日本のよいこともたくさん書いてあります。それらは記事を読んでください。