今回の話題提供は【福岡県】中小企業診断士、九州志士の会の槇本健次会長です。
食品ロスの削減
近年、SDGs、カーボンニュートラルを含めて世界中で地球環境への関心が高まっており、特に食品ロスの削減についてはSDGsのターゲット12「作る責任・使う責任」の再項目に
- ターゲット12.3
2030年までに小売・消費レベルにおける世界全体の一人当たりの食料廃棄をい半減させ、収穫後損失などの生産・サプライチェーンにおける食料の損失を減少させる
- ターゲット12.5
2030年までに廃棄物の発生防止、削減、再生利用及び再利用により、廃棄物の発生を大幅に削減する。
ということが取り決められており、わが国でも次のような取組が進んでいます。
- 30-10運動
食品ロスのうち特に食べ残しを削減するために「30-10運動が提唱されている
これは宴会等で最初の30分間は食べることに専念し、終わりの10分間は食べ残しの内容に食べるか「持ち帰り」などの時間をとるという運動です。
食品リサイクルループの推進
こうしたことから食料の「生産者」-「食品製造業」-「廃棄物処理業」などが連携して「食品リサイクルループ」を結成し、食品ロスをなくす活動がなされており、国もこれを応援して「食品リサイクル法」を制定しています。
食品製造業者やスーパー、飲食店から排出された食品残渣を廃棄物処理業者が集めて、処理し、農業の肥料や飼料に加工し、その肥料や飼料でできた野菜や肉などをスーパーや飲食店で使うという「食品リサイクルループ」が提唱されており全国で広がっています。
皆様もこうした活動に参加して頂きたいと思います。